来てほしくなかった日!!
私には3人の子供がいる。長男22歳B長女20歳、次女18歳。
長男は5年前に札幌に行き、暮らしている。やはり最初に親から離れる子供だったこともあり。
とにかく心配だった。また、それ以上にこんなに淋しいものかと驚かされた。
札幌はそう遠くないのでいつでも逢えそうなものだが、学校やバイトの都合もあり中々行くことも出来ない。それ
でも2人の娘がいたお陰で、何とか気を紛らわせながらも年に1~2度の長男の帰省を楽しみに過ごしていた。
そして3年前には次女が高校進学のため札幌へ・・・
地元の高校へ行けば良いのに!と思いながらも、やはり夢は叶えさせてやりたいものだ。
末っ子の甘えっこがいなくなった我が家。陽気な娘だっただけに本当に淋しい・・・ とにかく淋しい・・・
そして、けっして来てほしくない日がやってきた。
ガァ~ン!! 明日、長女が大阪に行ってしまう。 心の整理がつかない・・・・他の皆んなは絶えているのだろ
うか?子離れできないバカ親だ!
私の家は幼少のときから本当に貧乏だった。当たり前である。両親がもの心付いたころから入退院の繰り返し
だったのだ。当然、親とどこか行ったことも無く、外食なんて1度もしたことも無い。専門学校に行きたかったが夢の夢。中学、高校とバイトをしては家計を助けていた。
そんな生活でも本当に深い愛情を注いでくれた。厳しい親だったが、今も1番尊敬しているお手本である。
私自身がそんな環境で育ったせいもあり、自分の子供には人生を掛けて愛情を注ぎたかったし、伸々と人生の選択をさせてやりたかった。
私は、子供が生まれてからは1日3~4時間の睡眠時間でとにかく がむしゃらに働いた。考えられないほど働いた。たまぁ~に休めるときも休息することも寝ることも無く子供をどこかに連れて行ったり、 朝から夜寝るときの昔話まで、自分に使う時間など全く無い、家族で何処かに行った先で、過労により何度倒れたことか・・・
そんな生活がたぶん15~16年も続いたのだろうか。それでもとにかく、幸せだった。
なぜなら商売をしてから、数多く騙され、数多く利用され、数多く裏切られてきた。そんな時、挫折や
やりどころのない怒り、寂しさ、悲しさを癒してくれるのは子供達。子供達だけは裏切らない。
そう思ったら辛くても何とか頑張れた。
今まで会社をやってこれたのも、そう考えると子供達のお陰かもしれない。
さぁ~明日からは、みんな独り立ちだ!!みんな本当に大きく育ってくれた。がんばれ!!!
私は淋しくない・・・悲しくない・・・心配などない・・・と自分に言い聞かせ
さぁ~て黒田
明日からがんばるぞぉ~
絶対頑張れる!!・ ・ ・
た・ぶ・ん・ ・ ・
お・そ・ら・く・ ・ ・
き っ と・ ・ ・